お茶のチカラ
お茶のチカラ
お茶は解毒作用、鎮静作用など優れた性質を持っております。その有用性は太古から知られており、薬としても用いられてきました。19世紀以降科学の進歩によりその優れた性質の主成分が明らかになりました。そのうちの一つがお茶の苦味成分の一つである「茶カテキン」です。
茶カテキンは戦前の日本人研究者 辻村みちよ先生らによって単離されました。その後の研究により茶カテキンが抗菌効果、抗ウイルス効果、消毒効果、消臭効果、抗アレルギー作用、抗酸化作用など、数えきれないほど多種多様な優れた効果を有することが多くの研究者により示されてきました。
カテキンに関する研究成果の一例をあげますと、ブドウ球菌、コレラ菌、ベロ毒素対する効果の報告1)などがあげられます。
1) Toda et al, 茶カテキン類およびその構造類似物質の抗菌作用ならびに抗毒素作用, 日本細菌学雑誌, 1990, Vol. 45 No. 2 P 561-566
大阪大学産業科学研究所の開發(かいはつ)邦宏 特任准教授はこの優れたカテキンの活性に注目し、これをさらに増強させることができないか?と考えて研究を始めました。その成果が、ウイルスから守る、やさしいテクノロジー 「CateProtect®(カテプロテクト)」です。